季節外れとは言わないで 判ってる。
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ジアビスにおける私の最愛のキャラ、アッシュについての諸々。
おーけーな方はどうぞ。
ルーク・フォン・ファブレとして生まれ其れを殺し、アッシュとして生き、最後の最後で自分自身の中の幼いルークの手を取り合った彼という少年は、大変プライドが高く純粋な完璧主義者、成長の止まった子供のようであると私は認識しています。
貴族の嫡男として生まれた彼は求められるまま極めて優秀な子供に成長しました。彼の愚鈍なまでの真っ直ぐさは幼少期から生まれたものだと思っています。何時も信頼に足る結果を、求められるより上の上の結果を出すことを実践してきたことが彼の誇りであり自我を安定させる自信。
しかし彼は生まれる前から死ぬことが決まっていた。彼の父親であった男は其れを知り、空しさから愛を与えることをしなかった。彼の母親は息子をよく気にかける人でありましたが、身体の弱い彼女を息子は守るべき対象とみていたのでは。故に、何処か満たされぬ。愛が足りない。だから安定しない、ぐらぐら。
確かな空白に滑り込んだのは彼の師。父母が与えられなかったもの全てをくれた師はちいさな少年にとって何物にも変えられぬ存在であったのでしょう、ルークにとっての師の様に、人間的魅力にあふれる彼に満たされ、信頼してきたのでしょう。だからこそ、グランコクマでの言葉。ヴァンの心情については別の機会で書こうかと思いますが、ヴァン自身も少年に満たされぬ空白を埋められていたのではないか。結局彼らは似たもの同士だと。ただ愚鈍なまでに真っ直ぐにものを愛すことができるひとだったのだと、思います。
プライドの高い彼が、道具のように使われることなど納得できるはずがない。それでも使われるだけでも良かった、確かに口にした。けれどヴァンに協力しなかったのは、矢張り彼はあの世界を愛していたからと思うのです。そして、信頼する師が世界中から非難されるような悪人になるのが許せなかったから。
本来彼が憎むべきはヴァン其の人であると、賢いあの子は理解していた筈だった。それでも恨みも憎みもしなかったのは、ただ嫌だったから、師を憎むのが嫌だったから。だからルークにそれを押し付けた。吐き出しどころのないどろどろしたものをルークに吐き出した。あの子はいろんなものを、綺麗に愛することができる。姫も、国も、師も、世界も。純粋故に迷いのない、神聖さを持つ愛。
だから、触れたくも無かった自分の身代わりに協力し、障気を消すために自分の命を棄てようとした。最後は確固とした存在意義を見つけたルークと戦い、ヴァンとの決着を委ねる。絶対に許しもしないようなその選択は、ルークという人間を認められたから。同じ師を慕い、同じ師を敬愛したルークだからこそ任せられた。そうでなければ彼は言ったとおり這ってでも師を殺しに行くでしょう。
ルーク・フォン・ファブレと名乗ったアッシュは、レプリカ兵士の刃に貫かれて死ぬ。死にたくないと生きたいと確かに叫んでいたのに。死んでしまう。
あの子は満足して死んでいっただろう。でも、あの子は幸せだっただろうか。本編で完結した彼の生、彼は幸せに生きたのだろうか。ほんの僅かな、普通の幸せをかみ締めることができただろうか。
あの子は泣いた分だけ幸せにならなくちゃあいけない。
幸せの形は人によって違うけど、あの子にとっての幸せを掴んで欲しい。いきたいといったから。あの子は生きていたいといったから。
特務師団を含める私の子供達が、完結しているあの子の生にすこしだけ触れて、ほんのちょっとだけでも違う形の完結を迎えることができたらいいと思います。
アッシュの私的テーマソングはBUMP OF CHIKINの「オンリーロンリーグローリー」。
アッシュ自身と、彼が殺した幼いルーク・フォン・ファブレを示す歌、と思います。
「まだ生きていた、僕の中で一人で
呼吸を始めた、僕と共に二人で」
オンリーロンリーグローリー - by.BUMP OF CHIKIN
おーけーな方はどうぞ。
ルーク・フォン・ファブレとして生まれ其れを殺し、アッシュとして生き、最後の最後で自分自身の中の幼いルークの手を取り合った彼という少年は、大変プライドが高く純粋な完璧主義者、成長の止まった子供のようであると私は認識しています。
貴族の嫡男として生まれた彼は求められるまま極めて優秀な子供に成長しました。彼の愚鈍なまでの真っ直ぐさは幼少期から生まれたものだと思っています。何時も信頼に足る結果を、求められるより上の上の結果を出すことを実践してきたことが彼の誇りであり自我を安定させる自信。
しかし彼は生まれる前から死ぬことが決まっていた。彼の父親であった男は其れを知り、空しさから愛を与えることをしなかった。彼の母親は息子をよく気にかける人でありましたが、身体の弱い彼女を息子は守るべき対象とみていたのでは。故に、何処か満たされぬ。愛が足りない。だから安定しない、ぐらぐら。
確かな空白に滑り込んだのは彼の師。父母が与えられなかったもの全てをくれた師はちいさな少年にとって何物にも変えられぬ存在であったのでしょう、ルークにとっての師の様に、人間的魅力にあふれる彼に満たされ、信頼してきたのでしょう。だからこそ、グランコクマでの言葉。ヴァンの心情については別の機会で書こうかと思いますが、ヴァン自身も少年に満たされぬ空白を埋められていたのではないか。結局彼らは似たもの同士だと。ただ愚鈍なまでに真っ直ぐにものを愛すことができるひとだったのだと、思います。
プライドの高い彼が、道具のように使われることなど納得できるはずがない。それでも使われるだけでも良かった、確かに口にした。けれどヴァンに協力しなかったのは、矢張り彼はあの世界を愛していたからと思うのです。そして、信頼する師が世界中から非難されるような悪人になるのが許せなかったから。
本来彼が憎むべきはヴァン其の人であると、賢いあの子は理解していた筈だった。それでも恨みも憎みもしなかったのは、ただ嫌だったから、師を憎むのが嫌だったから。だからルークにそれを押し付けた。吐き出しどころのないどろどろしたものをルークに吐き出した。あの子はいろんなものを、綺麗に愛することができる。姫も、国も、師も、世界も。純粋故に迷いのない、神聖さを持つ愛。
だから、触れたくも無かった自分の身代わりに協力し、障気を消すために自分の命を棄てようとした。最後は確固とした存在意義を見つけたルークと戦い、ヴァンとの決着を委ねる。絶対に許しもしないようなその選択は、ルークという人間を認められたから。同じ師を慕い、同じ師を敬愛したルークだからこそ任せられた。そうでなければ彼は言ったとおり這ってでも師を殺しに行くでしょう。
ルーク・フォン・ファブレと名乗ったアッシュは、レプリカ兵士の刃に貫かれて死ぬ。死にたくないと生きたいと確かに叫んでいたのに。死んでしまう。
あの子は満足して死んでいっただろう。でも、あの子は幸せだっただろうか。本編で完結した彼の生、彼は幸せに生きたのだろうか。ほんの僅かな、普通の幸せをかみ締めることができただろうか。
あの子は泣いた分だけ幸せにならなくちゃあいけない。
幸せの形は人によって違うけど、あの子にとっての幸せを掴んで欲しい。いきたいといったから。あの子は生きていたいといったから。
特務師団を含める私の子供達が、完結しているあの子の生にすこしだけ触れて、ほんのちょっとだけでも違う形の完結を迎えることができたらいいと思います。
アッシュの私的テーマソングはBUMP OF CHIKINの「オンリーロンリーグローリー」。
アッシュ自身と、彼が殺した幼いルーク・フォン・ファブレを示す歌、と思います。
「まだ生きていた、僕の中で一人で
呼吸を始めた、僕と共に二人で」
オンリーロンリーグローリー - by.BUMP OF CHIKIN
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