よくわからないはなし。

わたしが自分をガキだな、と思うのは
現実を見ていないからです。
孤独も失望も絶望も自分なりに見てきて、現実は優しくないと知っている
けれどもいつもどこかでハッピーエンドを求めてる。

「必ず帰ってくる」と言った、生きることが尊く幸せであると知ったルークだとか
己の信じる正義を貫き通した、故に誰の声も聞けなかったヴァンだとか
ジョジョのはなしになるけれども、たったひとつ自由を得るために別々の場所で戦い散っていった暗殺チームの面々だとか
…ひとりで死んでいってしまったアッシュ。

彼らの結末は彼らが選んだことだから、否定しない。変えられない、けれども
例えばルークには２年後の未来を
例えばヴァンには日常の中でのささやかな幸せを
例えば暗殺チームの面々には仲間とのほんの安らぎを再会を
例えばアッシュには。おまえはしあわせだったのか、と問い掛けるひとを。
そして願わくば
終わりが終わりでないようにたとえそれが自分でなくとも新たな始まりへ続いていけるように
ハッピーエンド。彼らそれぞれにとっての幸せを求めている。
甘い話。けれども嫌いじゃない。