ヨーロッパ周遊記⑪

ついに旅の折り返し地点、イタリアはフィレンツェに辿り着いた硯墨のふたりでヨーロッパ周遊旅行(筆がなけりゃ書けないじゃん!と筆さんに突っ込まれた)ここのかめ!いくよぉ!

早朝、夜行列車エリプソスでイタリア・ミラノに到着。電車の中で仲良くなった大4男女さんたち(非カップル)とお別れし早々にフィレンツェ行きの切符をゲット。バーガーキングで時間潰し…ってポテトあれホントにラージやったんかな…ってレベルに控えめな量なキングのポテト…
さてフィレンツェ行き超特急は幸運にも兄貴が現れることなく無事目的地に到着。昼食、ホテルのチェックインを済ませ、駅近教会サンタ・マリア・ノヴェッラへ。中庭は夜には鳥の住処となってるらしく動物園の臭い。中は壮大なモザイク画が残る美しい光景!初めて目にするイタリアのステンドグラスは、スペインよりも細密さに命掛けてる感。スペインさんは隙間作るのがやー!な感じで天井柱とごてごてさせてる気がする。
さてサンタ・マリア・ノヴェッラ教会を出少し歩けばそこには赤い円屋根のドゥオーモ、そうサンタ・マリア・デル・フィオーレ教会!教科書にも載ってるジョットの鐘楼があるとこです。中はシックで重厚な感じー。円形のステンドグラスの色使いも穏やか!大きなのっぽでもない(オンザウォール)古時計がすてき。
さて内部を見学後墨ちゃんと勢いに乗ってクーポラ(聖堂のいっちゃん上)搭乗を決行。「せっかくだから」は魔法の言葉。これが460段近くある上螺旋階段が続きまくる難関。しかも前の日本人が写真取りまくる!歩け!後ろつまってんぞ!だがしかし下から見上げたステンドグラスやフレスコ画でいっぱいの天井が間近で見られて大興奮。とうとうたどり着いたクーポラからの眺めはさいこー!!
さてここで雨が降り始め、傘売りにひっかかることなく走る走る俺たち。途中おっしゃーな文具店に入ったりしていたら雨も止み、ヴェッキオ宮、ウフィッツィ美術館を擁するシニョーリア広場へ。結局どっちにも入らなかったんですけどそこに来るまでに食べたジェラートがおいしくて…はちみつとごまのジェラート…サービス!ってめっちゃ盛ってくれた…墨ちゃんがブドウのんもおいしかった…ペルケ・ノ!、ナショナルジオグラフィックが取り上げるだけある。てかイタリアジェラッテリア多いよ!!!
シニョーリア市場を過ぎ宝石店が立ち並ぶヴェッキオ橋へ。こんなアクセの似合う貴婦人になろうねと墨ちゃんと誓い合いつつ帰路につく。その途中で昼食をとったのと同じ店に入ると、ウェイターのおじいちゃんに覚えられていたらしくめっちゃ歓迎される(まあお昼セルフサービス式のお店なのにお勘定!とか言っちゃったからか…)。マンジャーレ(食べていく)と言ったら命令文、私を食べて!とふざけて誤訳され食べられそうになる。要求してないわい。しかしアラビアータはおいしかった。墨ちゃんも念願のボロネーゼを食べられてご満悦。
とゆーわけでウェイターのおじいちゃんと握手を交わしつつはやめにホテルに帰還したのでした。

さて、とうとうイタリアです!街並み、お店、ぜんぶ私好みでこわい。どんだけお金落とすかこわい。ジェラートおいしい。明日から２日間、ローマです。フィレンツェもう一日おりたかったなー!ゼアルでは幼少期Ⅳさん出たんかなー!と思いつつおやすみ!

ヨーロッパ周遊記⑩

筆が一足早い帰国の途につき、やっと、二人きりになれたね…(死亡フラグ)状態の硯墨がイタリア・ミラノ行電車を待つバルセロナのフランサ駅からお送りするヨーロッパ周遊旅行ようかめ!スペインも今日でお別れです。さよなら道端に生えまくるナランハ(オレンジ)、タイル!タイル!!タイル!!!な陶器おみやげ、パエージャにハモン・セラーノ、ごきげんなスペインのおっちゃんたち!

朝7時に起床、本日帰国の途につく筆さんをバルセロナ・サンツ駅までお見送り。林崎食堂式のナイスなカフェテリア。筆さんは昨日の暴飲暴食がたたって胃が受け付けず。無事帰国を果たせますように、とカメラの今はなき筆写真を見ながら祈る。
さて筆を見送った硯墨はホテルをチェックアウト後、ミラノ行き夜行列車の発着するバルセロネッタのフランサ駅へ。まさかの荷物預かり所なしに肩を落としつつ、コロコロ携えバルセロナの町を散策、散策、散策。いやー歩いた歩いた。ジェラート食べたり、地中海(実は初見)を眺めるカフェでいまいちなカルボナーラもそもそしたり、ホットチョコ＋チュロス(大量)にアウアウしたり、ストリートミュージシャンの演奏で踊り出した酔っ払い男女(初対面)に圧倒されたり、いかした陶器屋さんで墨ちゃんが購買欲でも持って帰れる自信ないとギリギリしたり、でっかい公園を端から端まで歩いたり。バルセロナここまで堪能したの筆が知ったら歯軋り壁ドン間違いなし。おわり。

ええもん見れた、でも疲れた!一日でした。墨ちゃん引きずり回してごめん!
…いやしかしまるで全然(以下略)私もダリ時計小皿欲しかったチクショウ。スペイン今日でさよならだけど絶対またくる!今度はアランブラのアラビア語看破したる!じゃあ電車乗る!明日にはイタリア!

ヨーロッパ周遊記⑨

筆さんの一足早い帰国前日、スペインの最終訪問地バルセロナからお送りする硯墨筆三人のヨーロッパ周遊旅行なのかめ。ちょうど三分の一が過ぎました!では今日もいってみよー!

首都マドリードでの朝食ではじめてのチュロス。
中心駅アトーチャからアヴェに揺られてⅢ時間あたり、バルセロナに到着。地下鉄にて日本語でのスリ注意喚起の放送、バリアフリーの行き届いたホーム、電車内の到着駅表示の分かりやすさに感動。あと碁盤の目のような整備された街並みは旅行者に優しく、ホテルが見つけやすかった。
ホテルに荷物を預けた後ガウディ大好き筆さんの立てたプランの通り、ガウディの作品であるカサ・バトリョの外観を確かめたのち地下鉄でサグラダ・ファミリア駅へ。まーじーで、駅出てすぐ!圧巻!ちょー↑興奮しつつカフェに入り腹ごしらえ。窓からサグラダ・ファミリアの見えるカフェとか素敵すぎる。
行列は長いものの意外とさくさく進み、とうとうサグラダ・ファミリアの中へ。ステンドグラスがはりかけー!でも色合いがすごくすきー!天井がぎざぎざのなみなみの、とにかくすごーい!しかし、残念ながらエレベーターのチケットが売り切れで教会上部までは登れず。筆さんガチ歯軋り。筆「サグラダファミリアに住んでる鳩になりたい」硯「いや人であることを捨てちゃいけないよ」
おみやげ屋さんで三人が三人お金を落としつつこれもガウディの作品、グエル公園へ。閉場時間10分前で走る走る走る。そのかいあって間に合ったけど閉場時間過ぎても意外と人いた。ゆるい。蛍の光流れない。とかげかわいい。
いい感じに日が暮れてきたところでカサ・バトリョへ。夜に映える波の屋敷!ダリも大賞賛!ガラスの向こうに見えるモザイク!日本語オーディオガイド!すっかりハマってしまいました。ノート買った。
さてさて硯墨筆最後の晩餐はセルヴェッセリア(ビール屋さん)へ。あこがれのタパスの数々をたいらげながら筆さん飲む飲む飲む。ヴィノブランコにヴィノロッホ、セルヴェッサ、筆さん立派な酔っ払い。でも自分で認めない。墨さんもサングリアでほんのりと。私は飲まない。吐くから。しかしコーラは3本開けた。
その後酔っ払いの先導でホテルまで歩く…が酔っ払いだったので道を間違える。諦めてメトロへ。

とサグラダファミリアに登れなかったりグエル公園まで全力疾走したものの行きたいところはしっかり回れたサティスファクションな一日でした。筆さんもこれで…満足したぜ…とほくほく!いやスペイン住みたいとかは言ってるけど。あ!今日もスペインおっちゃんにいじられた!クレマカタラナ(プリンみたいなの。バルセロナが本場)取られかけた!あのおっちゃんマジ…愛らしい…いやアイラブユーのおじいちゃん(昨日)もよかった…
ともあれ明日で筆さんともお別れ。筆さんの無事なる帰国を祈りつつ、今日は眠りにつこうかと。つかれたー!

ヨーロッパ周遊記⑧

初の連泊!スペイン・マドリードからお送りする硯墨筆三人のヨーロッパ周遊旅行むいかめ!今日は筆さんのつてで地元人のアントーニョ親分(仮名)に一日マドリード観光案内して頂きました。親分めっちゃ親切やった…でも顔近かった…めっちゃヘビースモーカーやった…自分でタバコ巻いてた…

チェーン店?カフェ・アン・テで朝食後、マドリードの中心駅のアトーチャで親分と合流。筆さんちょう英語しゃべる。
プラド美術館を横目に見つつ地元の教会に入る。その後水晶宮が美しいレティーロ公園を散策。ブラックスワン初めて見た。
公園を出たグラン・ビア(大通り)でアルカラ門に圧倒される。そのままグラン・ビアを進みプエルタ・デル・ソルへ。この場所プエルタ(門)とか言うから門探したのにどうやらプエルタって名前の広場らしい。なんということでしょう。あとここでチャップリンの仮想したおっさんに無理くり腕組まれて写真撮っていいよ～^^ってされて金要求された。親分が払ってくれた。親分マジごめん。チャップリン絶対に許さない、絶対にだ。
お次は墨ちゃん待望のマヨール広場へ。建物に囲まれた正方形の広場、をすぐに通り抜け、サン・ミゲル市場へ。ここのハモン・セラーノが美味すぎた。100グラム18ユーロもするけど目の前で切ったりしてる。ほかにも良さげなお店が集まっていて、是非時間をかけて訪問しなおしたい。
昼ご飯は親分おすすめのレストランへ…ってホテル付属のちょー高そうなとこ!いやん!でも意外と安くすんだ。すごいよ親分。パエージャうまいティラミスうまい。
まんぷく小休止のあとカテドラルにおおーっとなりつつ、スペイン広場を経由しゲルニカを所蔵するソフィア王妃芸術センターへ。ここに入場するまえに残念ながら親分とお別れ。めっちゃいいひとやったこんど日本にくるらしいよ!またお会いしたい!そうそうレイナ・ソフィアには硯がお気に入りのダリコーナーもあるよ!でも時計のやつはなかった!残念!しかしゲルニカだけやけに厳重だった…あたりまえか…

と今日はやたらスペイン人との絡みが濃かった一日でした。親分(顔近い)はもちろんバルセロナ行き電車の切符を買うときの受付のおじいさんに「100ユーロ(日本円で約一万円。高い)やで～^^」とか言われて何やとフザケンナァアアアとガチで叫んじゃったり(後でアイラブユーとか言われた)、レイナ・ソフィアでセキュリティの牛尾さ…お兄さんにパンフ取り上げられて遊ばれたり。この野郎。スペインすき。またくる。今度くるときはアルハンブラの装飾のアラビア文字読めるようになったる。おやすみ。

ヨーロッパ周遊記⑦

コルドバ発マドリード行き電車レンフェ車内からお送りする硯墨筆三人のヨーロッパ周遊旅行いつかめ!でございます。今日はあのアルハンブラに行きましたよ～!スペイン語発音やったらアランブラだよ～!スペイン人のおっちゃんに爆笑されながら直されたよ～!

さて本日はアルハンブラの当日券を買い求めるべく朝6時に起床。見事一番乗り!チケットを手に入れカフェ・コン・レチェ(カフェオレ)でほっと一服。8時半からアルハンブラ敷地内に入り丸3時間かけてアルハンブラを観光!ナスル朝が築いたうっとりするようなイスラム建築の宮殿を堪能。いや…マジ…イスラム建築やべぇ…アラビア文字崇高すぎる…神のことば…アルハンブラの図録きっちり買いました、はい。
アルハンブラ観光後中心地に戻りお買い物、のち昨日入ったお気に入りのレストランでお食事。どこからともなくギターの音色が聞こえてくるのもまたよし。ここで調子に乗って頼んだサングリア(ワインの果汁割り)をぐいとあおったのが悪かった。ゲロった。明らかなる悪酔い。いやグラナダで自分のゲロ素手でかき集める羽目になるとは。墨筆さんには迷惑かけ通しで申し訳なさすぎる。サーセン。
硯の体調が回復したのち、ゆるゆるとグラナダ駅まで歩く。たなびくスペイン国旗マジカッコイイ。以上!

さてここで自分のために硯墨筆三人で旅行するにあたって改めて心がけることについて。

ひとつ。硯のひとりで突っ走る性はそう簡単には直らない。だからむしろそれを生かそう。ただし、その責任は自分でとる。同行者や現地のかたにやな思いはさせんな。
ふたつ。わたしたちは三人。それぞれがそれぞれの役割を果たしながらやってきてる。だからちょっと立ち止まってふたりのことを見渡そう。慎重になろう。

とりあえずこんだけ!せっかくこんな遠くまで来たんだから楽しまなきゃやだ!またあした!