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季節外れとは言わないで 判ってる。
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只今無事帰国、帰宅を果たしました、僕です。というわけで、土希旅行記も最終回。今回も総集編といきましょう。

1日目(8月23日) 日本出発
2日目(8月24日) カタール・ドーハ経由、トルコ・イスタンブール着。トルコ1日目
3日目(8月25日) トルコ2日目
4日目(8月26日) トルコ3日目
5日目(8月27日) トルコ最終日。トルコ・イスタンブール出発
6日目(8月28日) テッサロニキ着、同日アテネ着。ギリシャ1日目
7日目(8月29日) ギリシャ2日目
8日目(8月30日) ギリシャ3日目
9日目(8月31日) ギリシャ最終日。アテネ出発
10日目(9月1日) カタール・ドーハ経由、日本・関空着

と、移動時間を含めれば計10日間という前回のドイツ旅行より長い、何よりEさんという旅の道連れを伴うという前回とはまったく異なる形の旅となりました。
また、今回は国境越えというはじめての体験をすることができました。

二人旅ってどんな感じ?
・一人より二人!やっぱり楽しい!そして寂しくない!
・写真を撮る量と買い物量が格段に増えた。あと、ちょっとした体験も印象に残りやすかった気が。
・私とEさんの場合、役割分担ができていたのがよかった。私が会話&決断役、Eさんが下調べ(+リスニング)担当
・今回はアクサライ、バザール、オモニアのような治安の悪い場所も多かったので、相棒がいることで注意力を分散できた。荷物も安心。
・相手と合わせるので食生活が不規則にならずにすむ。食べきれない分をわけっこできるのが非常にありがたい。
・ふたりで相談する時間を多く取るため、わざわざ現地で質問せずにすむ。
・なんかいいとこばっかだな。

トルコではほとんどヨーロッパ側で過ごしましたが、雰囲気はまんま、アジア!客引きの多さは疲れるくらい。有名どころほど多いのでマイナーなところで気休めタイムが必要。そして、チャイがすごく好みだった。結局7回は飲んだかな?イスタンブールはジェトン・アクビルを活用さえすればとても周りやすい。緑が多くて過ごしやすい!あとごはんがうまい!
ギリシャはトルコと打って変ったザ・ヨーロッパ。観光で身を立ててる感がひしひし、商売上手な人たちが多い。トルコより砂っぽくてぺっぺっ。イタリア人がやたら多い。反対に、アジアンはそんなに見ません。地下鉄がメインの交通手段になりますが、なんか分かりにくいです。ただ、主な観光名所は場所が固まってるので周りやすいです。そして物価はトルコよりはるかに高い。

学んだこと。
・「ひとりじゃないこと」「ふたりでいること」の意義。
・人を信じることは大切。でも疲れることでもある。
・友達作るならFacebookはやっといたほうがいい。
・現地の言葉での挨拶はやっぱり相手が嬉しい。
・ドイツだけじゃなくて、ギリシャにもトルコにもある、きれいじゃないところ。
・「会話する」というスキルの重要さ。
・「やりたいことは、やりきった」という感覚の偉大さ!

本当に、やりたいことは全部やりました。本当に未練がない。スティーブと忘れ物くらいしか。うん。いい旅だった。いい旅だったね。脳内で別れたEさんと頷きあいつつ、土希旅行記を終えたいと思います。お付き合い、ありがとうございました!
名残惜しいながらもトルコ・ギリシャを発ち、乗り継ぎのカタールはドーハからお送りする、僕&Eさんの土希旅行記もそろそろ終幕ですね。
では、ギリシャ最終日となった今日の道程から。
今日はホテルでの朝食後すぐチェックアウト。地下鉄でシンタグマへ向かい国立公園を散歩。シンタグマ広場で兵隊さんの初日より規模の大きな交代式を見る。あとほぼ無理矢理鳩えさをもらい写真撮影。5ユーロ。その後地下鉄でアクロポリ駅へ向かいショッピング。ジェラートうめえ。再びシンタグマへ戻りアテネ・ヴェニゼロス空港へ。ここで日本への手紙、計10枚を自分で切手べろべろして投函。午後2時の便でギリシャを発つ。
という、思い残したことなくのんびり過ごす一日にできました。全体的にギリシャはの~んびりできて心地よかったです。これが旅行か。
思い残したことと言えばバスの忘れ物とスティーブくらいだ…うん…深くは聞くな。聞いたら話すけど。ごめんスティーブ。
とうとう日本に帰るのか、となるとやっぱり寂しかったです。夢みたいだねぇと言ってました。これから現実に帰っていくんだねえと。でもどっちも現実なんだ。十代最期の夏を、ここで、Eさんと過ごしたことは、きっとこれからの私の肥料になる。いつか花を咲かせるなら、ミコノスで見たブーゲンビリアみたいなのがいいね。と思いつつ、乗り継ぎの飛行機を待っています。つかあと4時間あるんだけど何してたらいいの。

ところでEさん、何かありますか。

ソイヤ!
ソイヤ!
ソイヤ!ソイヤ!ソイヤ!

そうですか、ありがとうございました。
思えばオタク二人、ネタばかりの旅でした。安すぎてうますぎるトルコピザにこんなの絶対おいしいよ!、信号や改札の日本の発展具合に最新の技術に関した盛大な日本に乾杯、ベッドの上で笑い転げたフレン喜びの舞「今までとは違う気がするんだ」、GXカプ話をするたびに「だが三沢、てめーは駄目だ」、ギリシャホテルのエレベーターに声を揃えた「大丈夫だ、問題ない」、ウワァアアアアアなオモニア直帰、おみやげ屋さんの扇子に「本物の扇子ってやつを見せてやる!」、オモニアの夜道のインディグネイションとセン・ハラン星人、フルーツ攻撃だ~!、替え歌合戦で「『いらない』その一言さえあればいつだって(絨毯屋から)出られるんだ」「なくした土産は奪われたんだよ、どこかで落とした覚えはないから(嘘)」、ルメリヒサルでのかっこいいポーズ、グランドバザールでの「だが俺たちは堅いぜ」、何故かギリシャ地下鉄でカカイルミコノス行きの飛行機で忍岳を語り、真夜中にスネイプ先生の「私を見ろ」「ああ、リリーと同じ目だ」に転げ回り、ホテルを出るときに「忘れ物はありませんか」(実はふたりとも
あった)、「これか?」という瞬間始まる「これか?これか?これか?これか?これか?」、レオンティウス様のナヨさ「諸王は悩むのだぁ~」、ColorsOfHeartが流れるたび「カラ~♪」のとこだけ歌う俺、飛び交う日和ネタ「ちょっとクマ吉君そこから飛び降りなさいよ」「ちょっと変な匂いするけどな!」「お前の名前覚えにくいんだよ!」、ドヤァ、生オベリスクに「オベリスク!」、汎用性の高すぎるバクラの「ブーン!」、痛みが一番いいリヴァイアサンこと進撃の巨人(誰か人間の話しろよ)のリヴァイさん、地下鉄で電車来たら「ガンツ!」、ジャストモーメントお兄さん、「どういうことなの…」、ミコノスのプロシュットサラダに「兄貴!」、空港のリアルペッシ、懐中時計を見れば「忘れるな」、お土産ものの模様が明らかにニコピョン族…
話にあがったジャンルを挙げればヘタリア、遊戯王、ジョジョ、デスノ、テニプリ、進撃、ナルト、ハリポタ、ハガレン、サンホラ、グルグル、天禁、タイバニ、テイルズ、まどマギと共通のジャンルが多すぎるがゆえの大混乱。訳がわからないよ。全部分かった人は俺かEさん。
楽しかったね。楽しかったね。オウム返しの確認。そう、楽しかった。行ってよかった。君と旅してよかった。

サンホラ「雷神の系譜」曰わく、一人なら耐え切れぬ、でもきっと二人なら大丈夫。私は信じる。

ふたりでトルコをギリシャを歩き、語らい、歌を口ずさんだ、十代最期の夏。
きっと忘れない。
大切なきみと過ごした時間。

日本に帰っても、きっとずっと。

さて、最期となる今日のどうぶつのコーナーは、番外編として「今日のお方」をお送りします。
今日のお方は、ギリシャのホテル8階のロビーで4日間私たちを迎えてくれた人形。
…おいお前ら、先生には敬語使えよ?頭下げて写真撮らせて頂いたんだぞ?先生…ありがとうございましたっ!



とうとう僕&Eさんの愉快な土希旅行最期の夜、ギリシャ3日目となりました。ワールドエンズ・ダンスホールを口ずさみながら最期に高らかに歌い上げてみせましょうか。
今日は一日キクラデス諸島・ミコノス島を観光。空港までの特別料金にビクブルしつち朝一番の便でミコノス島へ。タクシーに揺られミコノスタウンに向かい、広がる白い港町風景と聖ニコラウス教会の青い屋根を見た瞬間あ、サントリーニ島(地球の歩き方が超プッシュ。そもそも行きたかったのがここ)じゃなくてもいいわと思う。「歩くための町」をショッピングしつつ歩き通す。途中、有名な風車×6の近くの岩場で水遊び。昼食が明らかにイタリアン、プロシュット(兄貴、こと生ハム)サラダウマー。買い漏らしたおみやげを買い、空港へ。乗り場がわからず、日本人旅行者に助けられ無事搭乗。アテネ・ヴェニゼロス空港到着後その方(実は学会のため来ギリシャした教授さん)に誘われて夕食を共に。おごって頂く。その後9時を回ったオモニアをオリオンをなぞりながら直帰。出迎えるおじいちゃんに抱きついて記念写真!
と、楽園のようなミコノスでそしてミコノスから帰ったアテネの町で数え切れない思い出をもらった一日でした。
ざっと挙げてもトルキッシュおばちゃんズとハグしあったり、カップルの女の子の飛んでった帽子を踏んで止めて感謝されたり、アクセサリーショップのお姉さんに日本語教えたり、昼食食べた店のお兄さんの目が信じられないくらい綺麗な紺碧だったりそのお兄さんのニコリが眩しすぎたり、また別のアクセサリーショップのおじいさんが陽気にコンニチワしてくれたり、置物屋の店主のおじいちゃんがピンクフロイト熱唱してたり、ソイヤソイヤして通りがかりのおばさまにキヒヒと笑われたり。最期よくわからんと思うけど。
まあ、そんな、なんていうか、ミコノスですよ!!おれたちはしゃいでた!!だがおれたちは…ハジけた状態。もう一生来ない、が合い言葉でショッピングしまくったし写真撮りまくった。楽しかった、楽園みたいに楽しかった!
そう、アクセサリーショップのお姉さんに聞いたんですよ。「外に咲いてるお花、何?」お姉さんは言った、「ブーゲンビリアよ」。
そう。
それが私の見たいものだった。青い空、青い屋根、白い壁、それに這う赤いブーゲンビリア。ギリシャ旅行の、いや人生をかけての目的だった。一度だけでも見たいと思ってた夢の光景が目の前にあった。その、心の震えようといったら!ああ!
人生の目標がひとつ果たされてしまいました。さて、新しい目標でも考えるかねと思いながら、今日も出会えたやさしさを想う。夕食を誘ってくれた先生、まじこえーオモニアをやっとの思いで越えてきた私とEさんを迎えてくれたおじいちゃん。
そう、おじいちゃんは朝はいないようなのです。「明日チェックアウトするんだよね。」うん、と返事をすると、ギュッと手を握ってくれました。「さよなら。」私も、私もEさんも握り返しました。

「さよなら。ありがとう。」

お互いに拙い英語と、私たちの覚えたてのギリシャ語で、そう。ギリシャ語でこんにちわ、ありがとうと言うと、私の目ではみんな怖いかんじに見えたギリシャの人たちがみんな笑ってくれました。
ことばが出来なくてもいいんです。あなたと会えて嬉しいよ、ありがとうって気持ちは伝えたいと思えれば伝わるんです。ことばの学校に行ってる自分だからこそ強くそう思う。
想いは伝わる。伝えようとさえすれば。
だから今強く、祈るように想う。

ありがとう。
ありがとう。トルコの、ギリシャの、そして日本の、私たちを想ってくれた人たち。
ありがとう!

明日、日本に帰ります。

さあ今日のどうぶつのコーナーは、ミコノス島のおみやげ屋さんの風鈴みたいのと格闘するにゃんこ。
ギリシャはわんこ率が高いなあと思ってたんですがミコノスはにゃんこ率がパなかったです。にゃんこ可愛いよお



【速報】おみやげ(イコンとエロいトランプ)バスの中に忘れた
そんなトルコにいた時には考えられないのほほん具合の僕&Eさんの土希旅行、ギリシャ二日目始まるよ。
今日の道程はシンプルイズザベストなホテルの朝食後、リカヴィトスの丘(アクロポリスを一望できる。真っ白で小柄な教会が綺麗)を目指すがバスで迷い、結局地下鉄利用。日本女子5人に遭遇しつつケーブルカーで丘を登る。すぐ帰る。おみやげ買うが後に忘れる。素敵なパン屋さんで買ったクッキーを食べて一休み後、一路スニオン岬(親戚おすすめの場所。エーゲ海を望むポセイドン神殿カコイイ。以外、何もない)へ。が、バス乗り場が見つからず約1時間さ迷う。実はずっと見えてたバス停が正解、灯台モトクロス。2時間かけてたどり着き、遮るものないエーゲ海の水平線に感動。ギリシャ・ストロベリーのフローズンウマー。そしてオモニアに帰ったときにはすっかり暗いガチでガタブルしつつホテルに帰還。
したんですけどー…ですけどおおおお…いや本当に怖いんですよ夜のオモニア!壁は落書きで埋まってるし!警察張ってるし!Eさんとふたりで誰か来たらセン・ハラン星人しようねって変なテンションで言うしかないっていうか!!TOVネタ!!!!
まあそんな感じで帰り道を辿ったわけで、やっとの思いでホテルに帰ってきたわけで…
ほっとしたその瞬間。ロビーにいたのは、初日に出会ったおじいちゃんで。私たちを見て、ばっと手を広げてくれたんです。

「おかえりなさい!」

ギリシャ語です。意味とか分かんないです。おかえりってそう言ったのかどうかも分からない。でも気付いたらその広げられた胸の中に飛び込んでた。「ただいま!」私の次は、Eさんも。おじいちゃん。ありがとう。おじいちゃん!ただいま!
この旅行中、ありがたいことに何度も人のやさしさに触れてきました。その中でも、いちばん心がふるえた出来事だったかもしれません。涙ぐむEさんとやたら危なっかしいエレベーターの中で頷き合いました。無事に帰れてよかったね。この旅行に来て、よかったね。
私もEさんも、今年度で20歳。10代最後の夏です。その特別な時間をここで、トルコ、ギリシャで過ごせたことは、すっごく贅沢で得難いことだと思います。スニオン岬からの帰り道、バスから見たエーゲ海に沈む太陽。あの光を、あの輝きを思えば、どんな絶望にもその先にある光を目指して歩いていける気がしました。隣にいてくれる友達がどんなにか尊いかということも。
「二人なら大丈夫、私は信じる」旅中何度も繰り返し歌った歌の一節。彼女とも、彼女以外の友達たちとも、きっとこうやってそうやって歩いて行くんだと思いながら、ギリシャの乾いた部屋の中で目を閉じる。明日はミコノス島!

今日のどうぶつはスニオン岬へのバス停からホテルに戻る道すがら、車の下に見つけたにゃんこ。ちょうびっくりしてる。そういや今日はリカヴィトスの丘に向かう途中現地人の女の子に会ったんだよなあ。恥ずかしがり屋さんで、目が合いそうになるとぴゃっとチラシで顔隠してさ。天使。マジ天使。



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